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北朝鮮外務省の報道官(スポークスマン)は2日、朝鮮中央通信の記者の質問に答える形で、日本の三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)が1日に、ロケット「H2A」34号機で日本版GPS(全地球測位システム)をめざす準天頂衛星「みちびき2号」を打ち上げたことを糾弾した。同日、朝鮮中央通信が報じた。

スポークスマンは、今回の衛星打ち上げに対して「地球位置測定の看板の下でわが共和国を狙った、事実上の偵察衛星を打ち上げた」としながら、「日本はすでに、2003年から数多くのスパイ衛星を宇宙空間に配置し、われわれに対する恒常的な偵察行為を働いている」と指摘した。

また、「平和的宇宙開発のための正々堂々たる合法的衛星の打ち上げさえもあくまで『弾道ミサイルの発射』に罵倒しながらわが国に対する制裁と圧迫をエスカレートしているのは、自分らの強盗さながらの軍国主義野望を実現するための名分を立ててみようとするところにその目的がある」と述べた。

さらに、「われわれの平和的衛星の打ち上げに悪意に満ちて言い掛かりをつけていた米国とその追随勢力が、日本の危険極まりない衛星の打ち上げに対して口をつぐんでいることこそ、二重基準の極みだと言わざるを得ない」と強調した。