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国連環境計画も2012年に発表した「北朝鮮の環境と気候変動の展望」報告書で、「北朝鮮においては火力発電所や工場、家庭の燃料として石炭を使用し、硫黄成分が多量に排出されるため、平壌の空気はソウルよりも悪い」としている。

世界保健機関は、全世界の30億人が暖房や調理のために石炭や木材、木炭などを利用することで、深刻な室内空気汚染を招いており、心血管、慢性閉塞性肺疾患、呼吸器疾患、肺がんなどの原因となっていると指摘している。