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今年2月はじめに、失脚・粛清説が伝えられていた北朝鮮の秘密警察、国家保衛省のトップである金元弘(キム・ウォノン)氏が復帰したもようだ。金元弘氏は15日に開催された軍事パレードに登場。ひな壇に立った姿がカメラに捕らえられた。

人体が原型とどめず

韓国の国家情報院(以下、国情院)は2月27日、国家保衛省の次官級幹部5人以上が高射銃によって処刑されたと明らかにした。事情通によると、高射銃で使用される14.5ミリ口径弾は「1発でも当たれば、人体の一部が吹き飛ぶ。発射速度の速い機関銃で打てば、粉々になり原形をとどめないだろう」という恐るべきものだ。金正恩党委員長は執権以後、この銃火器によって朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の高級幹部であろうと無慈悲に処刑してきた。

(参考記事:玄永哲氏の銃殺で使用の「高射銃」、人体が跡形もなく吹き飛び…

一方、金元弘氏については失脚し、軟禁状態にあると国情院は報告した。