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朝鮮半島を巡る軍事的緊張が高まる中、中国の旅行会社や旅行予約サイトが北朝鮮ツアーの取り扱いを中止していたことが明らかになった。北朝鮮に対する圧力の一環と思われる。

中国新聞網は15日、中国国際旅行社などの旅行会社や、CTRIPなどの旅行予約サイトが、北朝鮮ツアーの取り扱いを中止したと報じた。

一方、衆信旅游、途牛網は取り扱いを続けていると報じているが、デイリーNKジャパンが17日に調べたところ、衆信旅游は取り扱いを既に中止した。

同程旅游の関係者は、取り扱いを中止したのは最近のことで、団体ツアー、個人ツアーともに取りやめており、再開は未定と述べた。中国国際旅行社は参加者が少なかったため、取り扱いを中止したとしている。記者が中国国際旅行社のカウンターを訪れたところ、取り扱いを続けていたという。

遼寧省の丹東中国国際旅行社の担当者は、香港の蘋果日報の取材に対して、政府からは一切の通知は受けておらず、ツアーは通常通りだと述べた。

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CTRIPの関係者は、上海の東方早報系のニュースサイトである澎湃新新聞に、「一昨年から北朝鮮ツアーの取り扱いを始めたが、あまり人気がないので昨年の下半期から取り扱いを減らしていた、北朝鮮より吉林省の朝鮮族自治州のほうが歓迎してもらえる」などと述べた。

この件に関して、中国の国家旅游局は一切の反応を示していない。

中国国際航空は17日から、北京平壌路線の運航を一時中断し,少なくとも5月末までの予約も受け付けなくなっている。同社の関係者は「乗客が少ない一部のフライトをキャンセルしただけ」と述べているが、運航の一時中断を否定しつつも、「再開可否は乗客数次第」とも述べている。