韓国、北朝鮮人雇用でジャマイカに抹消要請

韓国政府は、ジャマイカ政府に対し北朝鮮人の船員を雇用した船舶の登録抹消を要請した。米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)が報じた。

韓国政府は先月、ジャマイカ国籍の貨物船サン・ユニオン号に北朝鮮人の船員が乗船していることを確認し、ジャマイカ政府にこの船の登録抹消を要請した。

これは、北朝鮮の5回目の核実験に対応するために国連安保理が採択した対北朝鮮制裁決議2321号に基づくものだ。決議は23条で「全ての(国連)加盟国が、自国民が船舶及び航空機の乗員サービスを北朝鮮から調達することを禁止する」と定めている。

ジャマイカの船舶会社は、賃金が安いとの理由で北朝鮮人の船員を雇用してきた。

昨年7月、ジャマイカ船籍の貨物船、ニュー琿春号がロシアのナホトカ港に抑留されたが、これはロシア極東船員労組が、乗組員の北朝鮮人が労働契約書もなく、劣悪な環境のもとで働かされ、月給も最低賃金の500ドル(約5万7000円)しかもらえていないという告発を受けてのものだ。

しかし、制裁決議2321号の採択前だったため、北朝鮮人の船員を雇用したことそのものは問題にならなかった。