「腐った社会」を出現させる金正恩氏の未熟な統治

白書では▲金正恩氏の偶像化、▲幹部処刑の恐怖政治、▲社会全般の不正腐敗の進行、▲脱北ラッシュ、▲中国との関係悪化、▲人権侵害の実情など、18の分野における金正恩氏の「失敗」を列挙している。

北朝鮮と深い対立関係にある朴槿恵(パク・クネ)政権下で編まれた文書であるため、一歩引いて読む必要はあるが、どれも当てはまるものばかりだ。

例えば、過去5年のあいだ金正恩氏は、叔父の張成沢(チャン・ソンテク)元国防委員会副委員長をはじめ340人もの高級幹部や住民を、公開銃殺または粛清したとしている。

(参考記事:美貌の女性らが主導…北朝鮮芸術家「ポルノ撮影」事件の真相

薬物・売春も

2013年12月、比類ない権勢を誇った張氏が、秘密警察・保衛部による軍事裁判から退廷する姿をとらえた北朝鮮メディアの写真は、記憶に新しい。