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北朝鮮の金正恩党委員長は、西部前線に位置する麻蛤島(マハプト)防御隊を視察した。日時は不明。朝鮮中央通信が11日、報じた。麻蛤島は黄海南道(ファンヘナムド)に位置し、北方限界線(NLL)付近にある韓国領の白翎島(ペンニョンド)からの距離は約18キロだ。

同通信によると、金正恩氏は突然に軍営を訪れたことから、軍人達は驚いて喜んだという。

金正恩氏は「同島の防御隊のように敵と直接対峙している最前方の軍人は誰よりも革命的信念が透徹しなければならない」としながら、「防御隊の軍人を堅実な社会主義祖国防衛精神を身につけた不屈の闘士にいっそうたくましく育てなければならない」と述べた。

西部前線の麻蛤島防御隊を視察した金正恩氏(2016年11月11日付労働新聞より)
西部前線の麻蛤島防御隊を視察した金正恩氏(2016年11月11日付労働新聞より)

さらに、監視所に上がった金正恩氏は「戦いが始まれば麻蛤島防御隊の軍人が一役買わなければならない」と述べながら、いきなり打撃命令を下し、砲実弾射撃訓練を指導したという。

訓練を視察した金正恩氏は「砲兵たちが砲を本当によく撃つ、去る7月に行われた島砲兵区分隊の砲撃競技で名砲手賞を獲得した防御隊の砲兵がやはり違う、麻蛤島防御隊に対しては安心してもよい」と射撃の結果を高く評価した。

麻蛤島防御隊の軍人、その家族らと記念写真を撮った金正恩氏(2016年11月11日付労働新聞より)
麻蛤島防御隊の軍人、その家族らと記念写真を撮った金正恩氏(2016年11月11日付労働新聞より)
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また、軍人たちに双眼鏡と自動小銃、機関銃を贈り、防御隊のすべての軍人、軍人家族と共に記念写真を撮った。

視察には、黄炳瑞(ファン・ビョンソ)、李明秀(リ・ミョンス)、李永吉(リ・ヨンギル)、朴正天(パク・チョンチョン)、李成国(リ・ソングク)、リ・ヨンチョルの各氏が同行した。