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韓国国防省は27日、黄仁武(ファン・インム)次官を団長とする国防協力団が同日から7月1日まで、カンボジアとラオスを公式訪問すると発表した。

いずれも北朝鮮の友好国であり、今回の訪問には、北朝鮮のいっそうの孤立化を図ろうとの目的がありそうだ。

北朝鮮とカンボジアは、故金日成主席と故シアヌーク国王が盟友関係にあった。昨年にはアンコールワット近くに、北朝鮮が当面の運営を担うパノラマ博物館がオープンした。

また、金正恩党委員長は毎年、ラオスのチュンマリ・サイニャソーン国家主席の誕生日に祝電を送っている。正恩氏が外国の首脳の誕生日に祝電を送り、その事実が公開されるのは他に、キューバのラウル・カストロ国家評議会議長、シリアのバッシャール・アサド大統領の2人しかいない。

韓国政府は、朴槿恵大統領がイランやアフリカ各国を歴訪するなど、北朝鮮と友好国を離間させる外交に力を入れている。