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今年3月に国連安保理で採択された対北朝鮮制裁決議2270で、対象に指定された人物が、ベトナムから追放されたことが明らかになった。個人に対して制裁が履行されたのは、今回が初めて。韓国の聯合ニュースが伝えた。

追放されたのは、北朝鮮の端川(タンチョン)商業銀行(旧称:蒼光信用銀行)のベトナム副代表を務めているチェ・ソンイル氏。

チェ氏は、国連安保理の制裁決議で名指しされた16人のうちの1人で、米財務省も昨年12月、武器取引と違法資金調達に関わったとして同氏を独自制裁の対象に指定している。

(参考記事:米政府、北朝鮮のシリア・ロシア駐在員らを制裁指定…武器取引の「抜け穴」けん制か

北朝鮮とは友好国だが…

決議では、国連加盟国は制裁対象の機関や個人について、海外の資産を凍結し、追放、入国禁止の措置を取ることを義務付けている。