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北朝鮮に住民登録という制度がある。日本の戸籍制度と住民票制度を合わせたような制度だ。日本の場合、戸籍や住民基本台帳に記載される個人情報は限られているが、北朝鮮の住民登録台帳に記載される内容は多岐にわたる。

本人の氏名、生年月日、出生地、現住所などはもちろんのこと、家族の誰かが日本の植民地支配に協力していたり、朝鮮戦争時に韓国軍に協力していた、勤め先で不倫して問題を起こしたなど、本人や家族に関する詳細がすべて記録されている。

北朝鮮当局は、この住民登録を元に本人と家族の成分(身分)を決め、監視の度合いなどを調整する。つまり、住民統治の基本だ。

しかし、この住民登録がいい加減に行われていたことが判明。大々的な調査が行われていると米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。