赤ん坊は犬のエサに投げ込まれた…北朝鮮「人権侵害」の実態(6)

「母とその子は収容所内の懲罰棟に連行され、赤子は犬のエサの器に投げ込まれた」

この、にわかには信じがたい衝撃的な話は、「北朝鮮における人権に関する国連調査委員会(COI)」の最終報告書(以下、国連報告書)に収められた証言の一部だ。国連総会はこの報告書に基づき、北朝鮮における人権侵害の責任追及を求める決議を今年も採択した。

上記の証言の主は、政治犯収容所で看守として働いた経歴のある脱北者、アン・ミョンチョル氏だ。国連報告書の政治犯収容所に関する部分には、アン氏の証言が数多く収められている。

(参考文献:国連報告書「政治犯収容所などでの拷問・強姦・公開処刑」

拷問や強姦が日常

もっとも、COIはその内容について完全に裏付けを取っているわけではないので、誇張が含まれている可能性は排除できない。