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オーストラリアのアボット首相は29日、中国が主導して年内を目標に設立する国際金融機関、アジアインフラ投資銀行(AIIB)に参加する方針を正式表明した。これに先立ち、ブラジル、オランダ、グルジアが新たに参加を決定。ロシアも参加する意向を示しており、参加国は40カ国超となる。

一方、日本や米国は運営体制や融資基準が不透明として、参加に慎重な姿勢を崩していない。

AIIBを巡り、G7など主要国は最近まで慎重な姿勢を示していたが、英国が12日になって参加を表明。17日には独仏伊が追随するなど情勢が一変し、韓国も26日、慎重姿勢を求める米国を振り切る形で参加を決めた。

韓国は、世界でインフラ受注を競い合う日本に先駆けて、AIIBに足場を築きたい意向があったとされる。また同時に、いずれ訪れる対北朝鮮投資拡大の局面においても、AIIBの活用が有利と踏んでようだ。

韓国企画財政省のチェ・ヒナム国際経済管理官(次官補)と同省のソン・インチャン国際金融局長が27日、釜山市内で記者会見。

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ソン局長はその中で、「(AIIBは)加盟国の条件がアジア開発銀行や世界銀行の加盟国であるため、北朝鮮は加盟できない。ただしAIIBは、総会の承認を経れば非加盟国にも資金を提供し、投資できるようになっており、北朝鮮もAIIBの投資(対象)地域になり得る」と話した。