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北朝鮮が、軍の歩兵が携行する戦闘装具類(バックパック)の軽量化を推進している。背景には、食糧不足と栄養失調による兵士たちの体力低下があるという。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が9日、内部消息筋の情報として伝えた。

RFAによると、バックパックの軽量化は金正恩第1書記の指示により進められていると両江道(リャンガンド)の軍関連消息筋が語る。

「人民武力部第7軍団の軽歩兵部隊と平壌市防衛司令部の歩兵部隊が、軽量化されたバックパックを携行して順川(スンチョン)地域に展開し、屋外で寝泊りしながら戦闘に随時突入する訓練を繰り返している」

兵士たちも栄養失調

この消息筋によれば、従来のバックパックは武器とガスマスク、水筒を除いた重さが25キロあった。これに対して軍内部で、「栄養失調で兵士の体力が弱まった現実を反映できていない」との声が上がっていた。