金正日の女性関係、数知れぬ犠牲者たち【上】

金正日の正妻は中央党のタイピスト出身、金ヨンスク

彼の公式の正妻は金ヨンスクだ。金ヨンスクは咸鏡道の安全局の電話交換手として働き、中央党に来て金正日に出会った。2人は1974年に結婚した。金正日は金ヨンスクとの間にソルソン(雪松)という娘を生んだ。ソルソンという名前は、金日成が直接つけた名前だという。だが、金ヨンスクは金日成が結んでくれた縁で結婚式をあげたということ以外、妻として何の意味も持つことができなかった。

金正日の官邸にとどまって、金正男の家庭教師をした成ヘランの息子李韓永は、著書『藤の家』で、“金ヨンスクは父の前で合法化された女性という意味しかない人だった。家系は公民証(韓国の住民登録証に該当)にもない。何の法的手続きも文書もない”と述べ、“誰を妻に認めるのかは、法の上に君臨した、最高首班である自身の認定以外にはない”と述べた。

金正日は正妻に会う前、成恵琳という女性と長期間同居した。成恵琳は朝鮮戦争の時に、両親と一緒に越北した北朝鮮の有名な女優だった。金正日より五歳年上だった。金正日と成恵琳は1969年にチュンソン洞の15号官邸で同居を始めた。当時、金正日の年は29歳。成恵琳と同居している事実は、金日成にも秘密にした。彼女は1971年にボンファ診療所で、金正日の長男、金正男を生んだ。

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